すこやかコラム 第17回

すこやかコラム 第17回
美味しく飲んで健康に!お茶やコーヒーの健康効果とは?

美味しく飲んで健康に!
お茶やコーヒーの健康効果とは?

テレワークなどで、お茶やコーヒーを飲む機会が増えた方もいるのではないでしょうか。お茶やコーヒーにはさまざまな健康成分が含まれていますが、飲みすぎるとかえって健康にダメージを与えてしまうことも。それぞれの適量を知り、美味しく飲みましょう。

セクション01

お茶やコーヒーに含まれる成分と健康効果

お茶やコーヒーに含まれる成分と健康効果

「眠いときにはコーヒーや濃いお茶を飲む」という方はいませんか?それは、コーヒーやお茶に含まれるカフェインの「覚醒効果」を求めているからです。
お茶の渋み成分であるタンニン(カテキン)は自然界には数千種類あると言われているポリフェノールの一種。ポリフェノールは自然由来の抗酸化物質で、コーヒーに含まれる「クロロゲン酸類」もポリフェノールです。
また、お茶にはビタミン類も豊富に含まれています。せん茶を例に挙げると、ビタミンB2は干しシイタケとほぼ同等、ビタミンC含有量はレモンの約3倍です。
そのほか、身体の機能をスムーズに働かせるために必要不可欠なミネラル類など、お茶やコーヒーには、健康に役立つさまざまな成分が含まれています。

各成分の含有量
日本食品標準成分表2015年版(七訂)より抜粋
各成分の代表的な健康効果
各成分の代表的な健康効果
セクション02

飲みすぎに注意!1日何杯まで?

飲みすぎに注意!1日何杯まで?

いくら健康に良いとは言っても、過ぎたるはなお及ばざるがごとし。過剰に摂取してしまうと、かえって害になります。
特にカフェインに関しては、摂りすぎると神経過敏や睡眠障害を引き起こしたり、妊婦は流産や低体重児の原因となるなど、さまざまな健康被害があります。WHO(世界保健機関)が妊婦に対し「コーヒーを1日3~4カップまで」と呼びかけるなど、国際機関や各国の保健機関より注意喚起がなされています。

1日あたりのコーヒー摂取量目安
農林水産省「カフェインの過剰摂取について」より、カナダ保健省によるカフェイン摂取についての注意喚起(2010年)

タンニン(カテキン)について摂取基準量は設けられていませんが、食物に含まれる鉄分の吸収を阻害してしまうため、貧血の方は食事中や食事前後は濃い緑茶や紅茶、コーヒーなどの摂取を控えたほうがよいでしょう。
また、便を固くする作用があるため、一過性便秘の原因となることもあると言われています。

セクション 03

正しく保存して美味しく飲もう!

正しく保存して美味しく飲もう!

「宵越しの茶は飲むな」ということわざをご存知でしょうか?ここで言う「茶」は「茶葉」を指しています。タンパク質が豊富に含まれている茶葉は腐敗しやすく、食中毒の原因となります。長時間、常温のまま急須の中に入っている茶葉を使って2煎目、3煎目のお茶を淹れるのはやめましょう。

また、「水筒にお茶を入れたら、味が渋くなった、色が茶色っぽくなった」という経験をした方もいらっしゃるかもしれません。これはタンニン(カテキン)が酸化したために起こる現象で、飲んでも健康被害はありません。酸化は温度が高いほど早く進みますので、できるだけお茶の風味を損ないたくない場合は、氷で冷やしたお茶や水出し茶を入れてください。

コーヒーは、焙煎した直後から空気に触れることで酸化が始まります。酸化したコーヒーは風味が落ちるだけでなく、腹痛の原因となると言われています。飲み切れる量のコーヒー豆や粉をその都度購入するのが理想的ですが、飲み切れない場合は、できるだけ空気に触れないように密閉できる容器に入れて、直射日光が当たらず湿気の少ない冷暗所で保管してください。

毎日何気なく口にしているお茶やコーヒーには、さまざまな健康効果があります。暑くなってくると、水分補給がより一層大切になります。おいしいお茶やコーヒーを飲んで、夏を元気に、健康に乗り切りましょう!ただし、飲みすぎにはご注意ください。

豆知識
こんな飲み方が?!意外な組み合わせで飲む世界のコーヒー

ホイップクリームがたっぷりのった「ウィンナーコーヒー」や、ブランデーの入った「アイリッシュ・コーヒー」は有名ですが、世界にはその組み合わせはおいしいの?と思ってしまう、意外な組み合わせのコーヒーがいろいろあります。いくつかご紹介しましょう。

コーヒー+卵の黄身+コンデンスミルク<ベトナム>
コーヒー+卵の黄身+コンデンスミルク<ベトナム>

コンデンスミルクを入れるベトナムコーヒーは比較的知られていますが、さらに卵の黄身を入れる「エッグコーヒー」があります。黄身とコンデンスミルクをクリーム状に泡立ててホットコーヒーにのせるだけ。ティラミスのように濃厚ということで、スイーツ感覚で飲めそうです。

コーヒー+チーズ<フィンランド>

角切りチーズと浅煎り豆を使った酸味の強いコーヒーとを組み合わせて飲んでいるのが北欧フィンランドの中東部にあるカイヌという街。最後にチーズをすくって食べるのが一般的だそうです。チーズの種類を変えてお好みを見つけるのも楽しそうです。

コーヒー+塩<エチオピア>

コーヒーの発祥地であるエチオピアでは、ひとつまみの塩をコーヒーに入れて飲みます。塩でさらに味わいが引き立つのだとか。他にもコーヒー+紅茶、コーヒー+ハーブなどの組み合わせもあるそうです。

コーヒー+スパイス&ハーブ<モロッコ>
コーヒー+スパイス&ハーブ<モロッコ>

スパイスやハーブをふんだんに使ったお料理が楽しめるモロッコでは、数種類のスパイスを入れて飲む「カフェ・デ・ゼピス」というコーヒーがあります。入れるスパイスはナツメグ、シナモン、カルダモン、ブラックペッパー、ミントなど。スパイスを入れることによりパンチがあり、眠気覚ましにもよさそうです。

コーヒー+レモン<イタリア>
コーヒー+レモン<イタリア>

エスプレッソの本場イタリアでは「エスプレッソ・ロマーノ」という、エスプレッソにレモンスライスやレモン果汁を加える飲み方があります。苦味の強いエスプレッソに、レモンの酸味が加わって、さわやかな香りとさっぱりした後味を楽しめます。

牛乳+コーヒー<アルゼンチン>

コーヒーと牛乳の組み合わせは王道ですが、アルゼンチンで親しまれている「カフェ・ラグリマ」は、泡立てた牛乳に、ほんの少しのコーヒーを加えたものです。そのため見た目は真っ白。ほとんどホットミルクなので、コーヒーが苦手な人でも楽しめます。

いかがでしたか?中には試してみたくなる飲み方もあったのではないでしょうか。いろいろとチャレンジしてみて、新しいお気に入りを探してみましょう。とはいえ、どんなに美味しくても、飲みすぎにはくれぐれも気をつけてくださいね。

2020年7月公開

出典:
日本食品標準成分表2015年版(七訂)(文部科学省)
緑茶と健康(東北大学災害科学国際研究所災害公衆衛生学分野 栗山進一教授)
コーヒー摂取と全死亡・主要死因死亡との関連について(国立がん研究センターによる多目的コホート研究)
カフェインの過剰摂取について(農林水産省)

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