すこやか健康ラボ

Vol.20 寒い季節こそ「腸活」を!
免疫力がアップする食べ合わせレシピとは?

冷え込む日々が続くと、風邪を引いたり足がむくんだりと、からだにもいろんな影響が現れます。
そのなか、意外と多いのが便秘の症状。
寒さによる血行不良と、運動不足によって起きるそうです。

そこで今回は、腸のはたらきを促す「腸活」についてご紹介します。
腸活をはじめれば、便秘だけでなく、冷え性や肌荒れ、免疫力アップも期待できます。
また、さらに効果が高まる「食べ合わせレシピ」も必見です。
腸活をして、今年は病気知らずの冬を過ごしましょう。

寒い季節こそ「腸活」を!免疫力がアップする食べ合わせレシピとは?

「腸活」に有効な3つの方法

「腸活」とは、腸内の環境を整え、腸のはたらきを活発化することで、からだ全体のコンディションを上げる健康法のことを指します。
しかし、一口に腸活といっても、どんな方法があるのでしょうか。その代表的な方法3つを見ていきましょう。

「腸活」に有効な3つの方法

1 常温の水か白湯を飲む習慣を

朝起きてからコップ1杯分の水を飲むと、腸が刺激されてお通じがよくなると言われています。
なるべくなら、腸に優しく刺激を与えて、からだも冷やさない常温の水、もしくは白湯がよいでしょう。
冷え込む日は、からだを温めるためにも白湯をおすすめします。

2 毎日軽い運動を行う

腸活には、適度な運動も欠かせません。
激しい運動ではなく、ウォーキングなど軽い運動を毎日続けるようにしましょう。
室内でのストレッチや家事を行うだけでも、腸のはたらきが改善しますよ。

3 腸内を正常に保つ食品を口にする

腸内環境を整えるなら、食物繊維の豊富な食品や乳酸菌を口にするのが効果的です。
とくに便秘がひどいという方は、1日3食を毎日続けてみてください。
お通じもよくなり、腸活にもつながります。

免疫力アップ!腸を健康にする食べ合わせとは?

腸活の効果を高めるには、「食べ合わせ」を意識する必要があります。
免疫力をアップして、丈夫なからだをつくるためにも、基本的な知識を押さえておきましょう。

「食べ合わせ」が健康効果を高める理由

まずは、腸のはたらきを活発にしてくれる「プロバイオティクス」と「プレバイオティクス」について、かんたんにお話しします。

プロバイオティクスとは、納豆・味噌・ヨーグルトなどの発酵食品に含まれる、ひとのからだに有益なはたらきをする微生物のことです。
プレバイオティクスとは、オクラ・ほうれん草・ごぼう・バナナ・はちみつなど、体内に有益な細菌の増殖を促進する、食物繊維やオリゴ糖のことを指します。

つまり、「発酵食品」と「オリゴ糖」「食物繊維」を一緒に食べることで、体内の善玉菌が活性化し、さらに高い健康の増進が期待できるのです。

おすすめの食べ合わせレシピ3選

腸活に有効な食事は、今日からでもスタートできます。ここでは、おすすめの食べ合わせレシピ3つをご紹介します。

1 豚肉とたっぷり野菜の塩こうじ炒め

豚肉とたっぷり野菜の塩こうじ炒め
つくり方
  1. 厚さ8㎜ほどに切ったかぼちゃ、2cmに角切りしたトマト、一口サイズに乱切りしたピーマン、しめじは手でほぐし、小分けしておきます。豚肉は酒大さじ1杯(分量外)を振っておきます。
  2. フライパンにオリーブオイルを入れて、ニンニクを中火にかけます。香りが出てきたら豚肉を炒めます。
  3. 豚肉の色が白くなってきたら、かぼちゃを投入して炒めます。油が全体になじんだら、トマト・ピーマン・しめじを入れて炒めていきます。
  4. 塩こうじを入れて全体に絡ませます。仕上げに黒こしょうを振ります。
材料(2人分)
豚肉 150g かぼちゃ 100g
トマト 1個 しめじ 30g
ピーマン 1個 ニンニク
(粗みじん)
1片
塩こうじ 大さじ1.5杯 黒こしょう 少々
オリーブ油 大さじ1/2杯
材料(2人分)
豚肉 150g
かぼちゃ 100g
トマト 1個
しめじ 30g
ピーマン 1個
ニンニク(粗みじん) 1片
塩こうじ 大さじ1.5杯
黒こしょう 少々
オリーブ油 大さじ1/2杯

2 シンバイオティクススープ

シンバイオティクススープ
つくり方
  1. 甘酒・豆乳・木綿豆腐を鍋に入れます。弱火で沸騰しない程度に温めます。
  2. 鍋で白味噌を溶かします。
  3. あらかじめキムチを入れたお皿に、2を流し入れます。仕上げに松の実を添えます。
材料(2人分)
甘酒 100cc 豆乳 100cc
白味噌 小さじ2杯 キムチ 適量
木綿豆腐 100g
材料(2人分)
甘酒 100cc
豆乳 100cc
白味噌 小さじ2杯
キムチ 適量
木綿豆腐 100g

3 マンゴーヨーグルト

マンゴーヨーグルト
つくり方
  1. ドライマンゴーを1cmに角切りします。ヨーグルトをお皿に盛りつけます。
  2. お皿に盛られたヨーグルトに、小さく切ったドライマンゴーを投入します。
  3. 軽く混ぜた後に、ラップをして一晩寝かせます。
  4. 翌日、マンゴーがプルプルになっていたら完成です。
材料(2人分)
ドライマンゴー 60~80g
ヨーグルト(無糖) 200g

腸活をして風邪を引かないからだをつくろう

腸活をして風邪を引かないからだをつくろう

腸のはたらきが、からだ全体に与える影響は少なくありません。
とくに運動不足になりがちな冬の時期は、血行や代謝が悪くなり、免疫力も弱くなって風邪を引きやすくなります。

心当たりのある方は、今日から腸活をはじめて、からだのコンディションの変化を感じてみてください。
体内から健康になれば、きっと元気でポジティブな冬を過ごすことができるでしょう。

2019.12.20 作成

  • かんぽ生命の健康応援アプリ すこやかさんぽ
  • みんなの健康を応援! すこやかコラム