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「Sustainability Awareness Bond(持続可能性への認知度を高める債券)」への投資 ~新型コロナウイルス感染症対策を支援~

経営・財務など
2020年05月19日

本文の先頭です。

 株式会社かんぽ生命保険(東京都千代田区、代表執行役社長 千田哲也、以下「かんぽ生命」)は、このたび、欧州投資銀行(EIB)が発行する初の豪ドル建て「Sustainability Awareness Bond」(3.5 億豪ドル/約240 億円)への投資を実施しましたので、お知らせします。なお、かんぽ生命は、本債券の発行額の全額を購入しております。

 新型コロナウイルスの急速な感染拡大は全世界的に保健や経済に対して甚大な影響を与えており、欧州投資銀行は、加盟国、欧州委員会、その他のパートナーとともに、企業の活動、保健の提供、そして経済活動に対して280 億ユーロを拠出することを目指しています。また、世界保健機関(WHO)とともに、保健の強化、重要な設備の供給、教育や衛生への投資の強化を通じて、パンデミックに対して最も脆弱な国々を支援する予定です。
 なお、本債券の資金は3番目の持続可能な開発目標(以下、「SDGs」)である「すべての人に健康と福祉を」を含む持続可能な開発目標に関連する欧州投資銀行の貸付に割り当てられます。

 かんぽ生命では、生命保険会社としての社会的責任を果たすため、資産運用において「ESG 投資方針」(注)を定め、ESG の諸要素を投資判断の際に考慮することで、持続可能な社会の実現と長期的な投資成果の向上・リスク低減を推進しています。
 投融資においては、ESG要素を考慮する手法の一つとして、テーマ型投資を用いており、投資を行う際には、広くSDGsの目標達成や課題解決に貢献できるテーマを選択し、ESG課題の解決に有用なプロジェクトに投資を行っています。
 新型コロナウイルス感染症問題は、国境を越えて世界がともに考えていく共通のテーマであると考えています。今回の投資は、SDGs達成に向け、当社が取り組むべき重点項目として特定した「健康増進等を通じたリスク予防」(3番目のSDGsである「すべての人に健康と福祉を」に関連)への対応でもあります。

 かんぽ生命は、今後もこのような資産運用を通じて、広くSDGsの目標達成や課題解決に貢献するよう積極的に取り組んでいきます。

【注】ESG 投資方針
https://www.jp-life.japanpost.jp/aboutus/csr/responsible_investment/esg.html

<本債券の概要>

発行体 欧州投資銀行
発行体格付 Aaa/AAA(Moody's/S&P)
年限 10 年(2030 年5 月28 日)
発行総額 3.5 億豪ドル(約240 億円)
利率 1.40%
写真1
写真2

(写真)スペインのマドリッド見本市市場における臨時病院(EIB 提供:Community of Madrid)

Sustainable Development Goals

以 上

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