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第11回全国小学校ラジオ体操コンクール 受賞校・受賞チームの紹介

技術部門

金賞

埼玉県 春日部市立江戸川小中学校
江戸川ラジオKIDS の皆さん

基礎を徹底し、掴んだ悲願の金賞です

  • インタビュイー
  • 山内先生
  • 金賞と知ったときのお気持ちと児童の皆さんの様子を教えてください。
    金賞をとったことを伝えると、飛び上がって喜びを爆発させていました。長年ラジオKIDSとして日本一を目指していた児童もいれば、何度もオーディションに落ちて今年度初めてラジオKIDSになれた児童もいたので、それぞれの背景の中で涙を流しながら喜んでいました。
    昨年と比べて工夫された点があれば教えてください。
    基礎・基本を徹底しました。見栄えを求めるよりも正しいラジオ体操を目指した先に美しいラジオ体操が成り立つように意識しました。
    毎年行われている江戸川ラジオKIDSのオーディションにも変化はみられますか。
    毎年多くの児童がオーディションに参加しています。学年の枠を超え1年生から6年生まで熱意を持って参加しています。
  • 地域のみなさんの反応はいかがでしょうか。
    一昨年が銅賞、昨年度が銀賞、今年度が金賞ということでお祝いの言葉を多く頂きました。
    これからの目標を教えてください。
    ラジオ体操コンクールがゴールではなくラジオ体操への取組を通して健やかな成長を目指すことが目的です。栄えある金賞を頂けたことに感謝しながら来年度のコンクール、そして日々の学校生活がよりよいものになっていくようサポートしていきたいと思います。

銀賞

埼玉県 三郷市立高州東小学校
今輝七隊 の皆さん

全員の心と動きを合わせることの喜びを感じました

  • インタビュイー
  • 校長 
    藤井先生
  • 銀賞を受賞した率直な気持ちをお聞かせください。
    昨年度はルーキー賞をいただき、今年度は銀賞ということで大変嬉しく感じました。子供たちに伝えると、最初は実感が湧かない様子でしたが、高州東小学校の名前や自分たちの姿がラジオ体操コンクールのホームページに載っていることに驚き、ようやく実感が湧いたようでした。さらに、6年生の他の児童からたくさんの称賛の言葉をもらい、すごく喜んでいました。また、銀賞という素晴らしい賞をいただいたことで、今年度、優秀賞をいただいた5年生中心のチームやその他の子供たちもラジオ体操への意欲がさらに高まったように思います。
    普段の練習内容を教えてください。
    まず、一つ一つの運動の意味を子供たちと確認することから始めました。ラジオ体操については、運動会や朝運動で継続して行っていたので、何のための動きかを子供たち自身も知っている様子でした。しかし、改めて動きのポイントを確認したことで、一つ一つの動きや伸びが格段に良くなっていくように感じました。
    また、「メリハリをもって正しい動きを大きく伸びやかに行う」ために練習の始めに、部分練習を必ず行いました。「全員の心を一つに動きを揃える」ために、1回1回のラジオ体操を撮影し、子供たちと振り返りを行いました。映像で見ると、全員の動きが揃っていると思っていたところも、揃っていなかったと気付くことができました。
    子供たち自身が話し合う時間を設けたことで「ここは、もっと肘を伸ばそう。」や「ジャンプのタイミングが少し早いね。」などの意見が集まり、さらにポイントを意識して練習を行う様子がたくさん見られました。
    自分たちの成長を子供たち同士が見合い、練習を行ったことで、心一つに、動きを合わせることの喜びを感じながら練習することができたと感じます。
    ラジオ体操を教育方針とされているようですが、子供たちに変化はみられますか。
    本校では体育授業や体育的活動において「意のままに動ける体つくり」を目指して取り組んでいます。また、仲間と一緒に成功体験を味わう機会を意図的に設え、多くの児童の笑顔に出会える教育活動を展開しているところです。自己の体をしっかりと曲げ・伸ばして体を動かす楽しさを感じさせるとともに、仲間の動きやリズムに“合わせて体を動かす”喜びを味わわせるために、ラジオ体操は最適だと考えています。
    日々のラジオ体操に真剣にかつ自信をもってのびのびと体を動かす児童が多くなったと感じています。児童の仲間の動きを見る目も養われてきたように感じ、大変嬉しく思います。
  • 来年に向けての抱負を教えてください。
    楽しく体を動かしたり、音楽や仲間の動きに合わせて体を動かしたりする楽しさや喜びを引き続き感じさせながらラジオ体操を継続していきます。今年度、銀賞という大きな賞をいただきましたが、同じく優秀賞をいただいたメンバーは5年生中心でした。ですので、このメンバーを中心に新たにコンクールに参加する児童も募りつつ、もちろん金賞を目指します。
    ラジオ体操をするときに、子供たちの一番のモチベーションはなんでしょうか。
    昨年の6年生からバトンを引き継ぎ、「自分たちが高州東小学校のラジオ体操を引っ張っていきたい」、「来年以降にラジオ体操コンクールに取り組む下級生の手本になりたい」という思いが強かったと思います。
    ラジオ体操コンクールに取り組んでいる時期は他の行事もたくさんあり、限られた時間の中での取組でしたが、その中でも1回1回の練習に集中して取り組む姿が見られました。
    また、練習を重ねる中で、段々と自分たちの動きが揃っていく気持ちよさ、喜びを感じていたようにも思います。やればやるほど、「もっとここをこうしていこう!」という声がたくさん上がってきて、よりよいものを自分たちで作ろうとする気持ちが溢れていました。

銅賞

愛知県 日進市立香久山小学校
初代 香久山ラジオ体操クラブ の皆さん

練習にも子供ながらの工夫がありました

  • インタビュイー
  • 田口先生
  • 受賞された際の様子を教えてください。
    子どもたちに受賞を知らせた時の喜んだ顔が印象的でした。香久山小学校にラジオ体操という新しい風を吹かせた子たちなので、今後の活躍に期待しています。
    子供たちの練習の中で印象的なことはありましたか?
    13の運動を覚えると、自分たちで予定を合わせて教え合いながら練習をするようになりました。効果的な練習になるように、体を回す運動ではリコーダーを、ねじる運動ではフラフープなどを使って練習していました。自分たちで上達しようと過去の受賞校の動画を見て研究したり、自分たちの動きをタブレット端末で撮影したりし、運動のポイントを押さえながら体操できるかをチェックしていました。「やる気と向上心が素敵だな!」というのが今年のチームでした。
    ラジオ体操に取り組む意義はどんなところにありますか?
    私自身は、第1回のコンクールからお世話になっています。本校としては初めての取り組みでした。もちろん、体幹を鍛え丈夫な身体つくりをしていきたい!という思いもありますが、一番は、私がこれまで見てきた子どもたちから学ばせてもらったことやラジオ体操への思いをつないでいきたい!という思いがあり本校でも実践しました。子どもたち同士で教え合う姿、自らラジオ体操を学ぶ姿、時には涙する姿、賞をとって喜ぶ姿・・・などたくさん見てきました。一生懸命に取り組む姿勢を大切にし、達成感を味わってほしいなと思い、練習をおこなってきました。このコンクールは、子どもたちが積み重ねてきた「つながり」を感じる取り組みだと思っています。
  • 来年に向けての抱負を教えてください。
    子どもたちはもちろん金賞を目指しています!今回の受賞や出張授業をきっかけにラジオ体操に興味をもった子もたくさんいるので、まずは学校全体へ、そして地域に広めていくことも目標の一つとして考えています。
    ラジオ体操を始めてから、保護者の方々からの反応はありますか?
    夏休み、自宅でも、毎朝テレビを見ながら家族みんなでラジオ体操をしていました!という声もありました。「家族みんなで!」というのが素敵ですね。

取組部門

総務大臣賞

広島県 北広島町立大朝小学校 の皆さん

ラジオ体操を通して、地域の方との交流が増えました

  • インタビュイー
  • 前崎先生
  • 子供たちに普段どういった指導をされているのでしょうか。
    地域の方とラジオ体操をするときには、相手の状況に合わせてポイントを伝えたり、相手のペースに合わせて練習を進めたりすることの大切について伝えています。また、正しいラジオ体操の動きや向きなどをしっかりと覚えるために、一緒に練習をしたり確認をしたりしています。
    子供たちはどんな姿勢でラジオ体操に取り組んでいますか。
    4年生は、4月から学級全体でラジオ体操に取り組んでいます。学級の中には、ラジオ体操コンクール入賞に向けて、低学年の頃からラジオ体操に熱心に取り組んでいる児童もいれば、これまで一度もラジオ体操コンクールに参加したことが無く、ラジオ体操への関わりが薄い児童もいます。これまで経験をしている児童を中心に、学級全体でやるという姿勢でラジオ体操に取り組んできました。そのため、今ではみんなが意欲的にラジオ体操に取り組む姿が見られます。
    ラジオ体操を通じての地域との交流について教えてください。
    近くの子ども園や老人ホームに訪問をしたり、地域の方々の集まりに参加したりしています。地域との交流については、子供たちが一緒にラジオ体操をしたいと言ってお願いすることもありますし、相手の方から来てほしいと依頼を受けることもあります。依頼を受けると子供たちはより一層やる気になっています。
    大朝小学校の皆さんにとってラジオ体操はどういったものでしょうか。
    学年問わず、みんなで取り組めるラジオ体操がみんな大好きです。また、子どもたちは、地域の方との交流を通して、一緒にラジオ体操に取り組んだ方が笑顔になったりハキハキしたりする姿を見て、正しいラジオ体操はみんなの元気につながるものだと思っています。ラジオ体操を通して、みんなが健康で笑顔あふれる地域になってほしいと願っています。
    ラジオ体操を取り入れる前と後で、学校の雰囲気に変化はありましたか?
    学級のことにはなりますが、4月の頃と今の学級の雰囲気を比べてみると、全体的に児童が積極的になった気がします。地域の方に自分から声をかけたり、練習に積極的に取り組んだりする姿が見られるようになりました。また、ラジオ体操に関してだけでなく、学校の行事やクラスでの活動に対しても自信をもって、積極的に取り組むことができる児童が増えたように思います。

文部科学大臣賞

大阪市立晴明丘小学校 の皆さん

ラジオ体操は丘の子の日常に根付いています

  • インタビュイー
  • 左:校長 橋本先生 
    中:束田先生
    右:山本先生
  • 継続してラジオ体操に取り組まれている秘訣はなんでしょうか。
    毎週木曜日の放課後に、ジュニアリーダーの児童が中心となってラジオ体操の動きのワンポイントレッスンを行った後に「みんなでラジオ体操」を行っていることです。子ども達が主体となって、ラジオ体操への取り組みを行うことで、ラジオ体操を広めていこうという意識が広がっています。柔軟性や運動能力に関係なく、みんなでできる体操を継続して続けていくことの大切さを教員や全校児童が理解しているからだと思います。
    ラジオ体操に取り組むことにより、子供たちの意識は変わってきたでしょうか。
    「丘の子(晴明丘小学校児童の総称)はラジオ体操だ!」という意識が広がっていて、児童にとってラジオ体操は日常であり、子ども達を輝かせてくれるものとなっています。
    また、ラジオ体操のおかげで、けがをしにくい体づくりや健康への意識付けが行われていると実感しています。
    ラジオ体操を通じての地域との交流について教えてください。
    毎週木曜日の「みんなでラジオ体操」に地域からたくさんの方が参加して下さっています。放課後デイサービスさんや、老人ホームさんからの参加などで、毎週木曜日を楽しみにして頂いているという話を聞いています。また今年度の取組みで、運動委員会の児童が手作りポスターを作って、近くのスーパーや老人ホームにチラシを貼らせて頂くという取組みを行いました。これからも地域への声かけを継続的に行うと共に、近隣の幼稚園や保育園との交流も考えています。
    晴明丘小学校の皆さんにとってラジオ体操はどういったものでしょうか。
    昨年度にラジオ体操コンクールの取組部門で、文部科学大臣賞をいただいたことが全校児童の自信に繋がっていて、「今年度は、ラジオ体操を地域にもっと広めたい。」という声が校内から聞こえてきました。文部科学大臣賞の受賞が、児童の自己肯定感を高めてくれたと思います。
    ラジオ体操は、児童の日常にありながら、子ども達を輝かせてくれるとても大切なかけがえのものになっています。
    学年の垣根を超えてラジオ体操に取り組んでいますが、印象的なエピソードはありますでしょうか。
    毎週木曜日の「みんなでラジオ体操」で、低学年の児童が、ジュニアリーダーが説明する動きのポイントをメモしていたことです。その児童は、ポイントを言えるまで覚えていました。
    またジュニアリーダーだった卒業生が見に来ることもあり、丘の子に対してアドバイスをしている姿も印象に残っています。
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