カラオケなどで歌うとストレス発散になる人も多いでしょう。実は歌うことは、ストレス発散とともに健康と美容にも効果的なのです。歌がもたらす健康や美容への効果についてご紹介します。
ストレスを感じると、唾液に含まれるコルチゾール(ストレスホルモン)が分泌され、これが長時間分泌されると免疫力や集中力が低下し、疲労やうつなど体のあちこちに不調をきたします。
しかし好きな歌を3曲歌ったあとに唾液の量が増え、ストレスホルモンが減少するという実験結果があります。その理由は、歌うことで口の周りの筋肉を使うことと、副交感神経が優位になったことが考えられます。副交感神経が優位になると、リラックス状態になるため、緊張や抑うつといったネガティブな感情から解放され、ストレス解消につながるのです。
また、第一興商が121人を対象に行った調査では、週1回以上、1時間以上のカラオケを4週以上連続で行うことでストレスが改善されたそうです。さらに友人や家族などでカラオケを楽しむことは人間関係を良好にすることもわかりました。
歌うと副交感神経が優位になるだけではなく、セロトニンやドーパミン、エンドルフィンといった「幸せホルモン」が分泌されます。これらのホルモンは精神安定の効果があり、幸福感や満足感を感じやすくなると言われています。この幸せホルモンは、ウォーキングやバランスのよい食事などによっても増やすことができますが、歌うことによっても効果が得られます。
また歌うことは心の健康だけではなく、身体の健康や美容にも効果があるのです。
歌うことは身近な健康法です。いくつもの健康法を試したけど長続きしないという人でも、歌うことなら無理なく続けられるのではないでしょうか。ストレスを発散して美しく健康でいるためにも、家族や友人とカラオケなどで思い切り声を出しましょう。
カラオケが上手になりたい!
今回はカラオケで上手に歌う簡単なポイントをご紹介します。
もし確実に上達したいなら「自分の歌声を聴く」「曲を隅々まで覚える」「覚えたとおりに歌う」を実践してみてください。ボイストレーニングに通うのもよいでしょう。少しでも上手に歌えるとカラオケがもっと楽しくなりますね。
【出典】
2025.06 更新
2019.10 作成