定期保険(掛け捨てタイプ)はどんな方へおすすめ? 特長を解説
- 公開日:
- 2026.03.23
生命保険を検討し始めると、「定期保険」という言葉を耳にすることもあるのではないでしょうか。
定期保険は、一定期間の死亡保障に備えられる掛け捨てタイプの生命保険です。保険料を抑えながら、万一の際に備えられるのが特長です。
本記事では、定期保険の特長をお伝えし、それを踏まえてどのような方におすすめなのか、掛け捨てタイプ以外の保険商品との比較も交えて解説します。
定期保険とは
最初に、定期保険の基本的な仕組みと保険期間や更新についてみていきましょう。
定期保険の基本的な仕組み
定期保険は、保険期間が決まっている掛け捨てタイプの生命保険で、死亡・重度障がい状態に対する保障を受けることができます。
保険期間中に、被保険者に万一のことがあれば保険金が支払われますが、一般的に返戻金はありません(保険会社によっては低額の返戻金や生存給付金がある商品もあります。)。貯蓄性がない代わりに、保障内容に対してお手頃な保険料が設定されていることが大きな特長です。
保険期間と更新
保険期間は商品によって異なり、10年、15年、20年といった年数で区切るタイプと、60歳まで、65歳までといった年齢で区切るタイプがあります。
所定の年齢(例:75歳、80歳など)までは告知(健康状態・病歴などについて保険会社に伝えること)不要で契約を更新できる場合があります。
更新の手続き方法は保険会社によって異なります。自動的に更新される場合は、更新を希望しないときに所定の期限までに申し出が必要です。一方、自動的に更新されない場合は、更新を希望するときに手続きが必要になります。いずれの場合も手続きには期限が設定されているため、事前に確認しておきましょう。
定期保険のメリット
定期保険には、以下のようなメリットがあります。
お手頃な保険料
定期保険の最大のメリットは、少ない保険料負担で大きな保障を確保できることです。同じ保険金額で比較した場合、終身保険や養老保険よりも月々の保険料を抑えることができます。
保険会社によっては、受け取れる保険金額が変わらない定額型や、保障期間の経過とともに保険金額が減少する逓減型などの商品があります。
定額型は保証金額が一定で変わらず、万一の際にまとまった金額を家族に遺したい方に適しています。住宅ローンの残債に備えるなど、期間の経過とともに必要な保障額が減少する場合には逓減型も適しており、保険料を抑えながら必要な保障を確保できます。
目的に合わせて保険期間を選べる
定期保険は、ライフプランに応じて保険期間を柔軟に設定できる、という特長もあります。(※)
マイホームの購入による住宅ローンの返済や子どもが独立するまでの教育資金など、必要な保障が特に求められる時期に合わせて保険期間を選ぶことができ、万一の際の保障を確保できます。
- 選択できる保険期間は加入年齢により一定の制限があります。
定期保険のメリット
- お手頃な保険料
- 必要な期間だけ保障を確保できる
定期保険の留意点
多くのメリットがある定期保険ですが、留意点もあります。
掛け捨てタイプで貯蓄性がない
定期保険は満了時の保険金や解約返戻金がない商品がほとんどです(生存給付金付定期保険など一部例外はあります。)。保険料を払い続けても貯蓄にはつながらないため、「もったいない」と感じる方もいるかもしれませんが、保険料を抑えて、貯蓄や投資と組み合わせるという考え方もあります。保障と貯蓄を分けて管理したい方には、定期保険が適している場合があります。
更新時に保険料が上がる場合がある
更新可能な定期保険の場合、更新時の年齢に応じて保険料が再計算されるため、保険料が上がる場合があります。更新を前提に加入する場合は、その点も考慮する必要があります。
一生涯の保障ではない
定期保険は保険期間が定められており、満了年齢に達すると保障が終了します。更新できる場合もありますが、所定の年齢(例:75歳、80歳など)を超えると更新できなくなります。一生涯にわたる保障を求める場合は、終身保険の方が適しています。
定期保険がおすすめの方
定期保険の特長を踏まえると、どのような方に適しているのでしょうか。具体的なケースをみていきましょう。
ご家族の生活費や教育費が必要な方
子どもが小さいうちは、万一の際の生活費や教育費が必要です。例えば、子育て中の夫婦であれば、子どもが独立するまでの間は十分な保障が欠かせません。定期保険で必要な保障を確保しておくことで、万一の際も遺された家族の生活を守ることができます。
住宅ローンを組んでいる方
住宅ローンを組む際は団体信用生命保険(以下、団信)でローン残高がカバーされますが、遺族の生活費は別途必要になります。ローン完済までの期間、定期保険で保障を上乗せして確保しておくと安心です。
住宅ローンの返済期間に合わせて保険期間を設定すれば、必要な期間に合わせて保障を確保できます。
保険料を抑えたい方
終身保険と比較すると、同じ保障額でもお手頃な保険料で、家計への負担を抑えながら必要な保障を得られます。定期保険は保険料負担を抑えたい方にも選びやすい保険です。
将来的に保障内容を見直したい方
保険期間が終了するタイミングで終身保険への切り替えや保障額の調整がしやすいため、まずは定期保険で必要な保障を確保し、ライフステージの変化に合わせて、自分や家族に合った保険を選びたい方に向いています。
専門家からのアドバイス
住宅ローン契約時に団信に加入している方の中には、「団信に入っているから生命保険は不要」と思っている方もいらっしゃいます。
ご家族の状況や収入によっては、生活費や教育費の保障が不要な場合もありますが、将来的に働き方や収入が変化する可能性も考慮して、お手頃な保険料で万一に備えられる定期保険で保障を確保する選択肢もあります。
また、定期保険は生命保険料控除の対象となることも団信とは異なるポイントです。
まとめ
定期保険は、少ない保険料で大きな保障を確保できる掛け捨てタイプの保険です。子育て世代や住宅ローンを組んでいる方、将来的に保障を見直したい方に向いています。
一方で、貯蓄性がなく、保険期間が決まっているため、一生涯の保障や貯蓄を兼ねた保険を求める方には終身保険や養老保険の方が適しているでしょう。ライフプランに合わせて、複数の保険を組み合わせる方法もおすすめです。
- 本記事に記載されている生命保険の種類や保険商品に関する説明は、一般的な情報提供を目的としており、かんぽ生命の商品について説明しているものではありません。
かんぽ生命の具体的な商品内容については、当社の商品パンフレットやホームページをご確認いただくか、かんぽ生命の社員やお近くの郵便局窓口にお尋ねください。 - 保険の加入可否、保障内容、保険料、更新条件等は、年齢・健康状態・契約内容・保険会社の基準等により異なります。実際の契約にあたっては、必ず保険会社の説明や約款等をご確認ください。
この記事の監修

2級ファイナンシャル・プランニング技能士、マネーライター、証券外務員一種資格保有田尻宏子(たじり ひろこ)
証券会社、生命保険会社、銀行など複数の金融機関での勤務経験後、2016年から主に生命保険、損害保険、株式投資、ローン、相続関連等の金融分野専門のライターとして活動中。お金の初心者から上級者向けに幅広く執筆。
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