ボーナスは、いつ・いくらもらえる? 夏・冬の支給時期と平均支給額、上手な使い道などを解説
- 公開日:
- 2026.05.28
ボーナスは、毎月の給与とは別に支給される報酬です。一般的には夏・冬の年2回支給されることが多く、「賞与」と呼ばれることもあります。
ボーナスは、まとまった報酬を受け取れる貴重な機会です。「前からずっと欲しかったものを買う」「預貯金に充てる」など、使い道を考えるのも大きな楽しみではないでしょうか。
本記事では、ボーナスの支給時期や平均支給額、上手な使い道などを詳しく解説します。
一般的なボーナスの支給時期を理解しよう
通常の給与については、労働基準法により「給与は毎月1回以上、一定の期日を定めて支払うこと」と義務付けられています。
一方、ボーナスに関しては、法律上は支給義務や支給日の定めはなく、各企業がボーナス制度を設ける場合には、その内容を就業規則で定めることになっています。
そのため、「年3回ボーナス支給がある」「業績に応じて支給の有無が決まる」など、企業によってさまざまなケースがあります。
なお、国家公務員については、ボーナスの支給日が6月30日、12月10日の年2回と人事院規則で定められています。
この国家公務員の例を参考に、一般企業でも夏・冬の年2回ボーナスを支給する会社が多いようです。
ボーナスの種類と税金
ここでは、ボーナスの主な種類と源泉徴収される税金・社会保険料について確認していきましょう。
ボーナスは主に3種類
一般的に、ボーナスには「基本給連動型賞与」「業績連動型賞与」「決算賞与」の3種類があります。
- 基本給連動型賞与:毎月の基本給をもとに「基本給の〇カ月分」として計算される
- 業績連動型賞与:企業の業績や部署・個人の成果に応じて支給額が連動する
- 決算賞与:企業の事業年度末の決算を踏まえて支給される
各企業におけるボーナスの支給条件や金額の算定方法は、就業規則や賃金規程などに定められているのが一般的です。
勤務先のボーナスの種類が分からない場合は、就業規則や賃金規程などで内容を確認しておくとよいでしょう。
ボーナスからも税金や社会保険料が差し引かれる
毎月の給与と同様に、ボーナスとして受け取る報酬も、税金や社会保険料の対象となります。
具体的には、主に、次の税金や社会保険料が差し引かれます。
- 所得税・復興特別所得税
- 健康保険料
- 厚生年金保険料
- 雇用保険料
実際に受け取るボーナスの手取り額は、これらの税金や社会保険料が差し引かれた金額です。
なお、住民税は前年の所得に基づき算出された税額を12分割して毎月の給与から納めるため、ボーナスからは源泉徴収されません。
専門家からのアドバイス
ボーナスは、将来受け取る年金額にも影響します。
公的年金は毎月の給与だけでなく、賞与をもとに算定される「標準賞与額」を含めて社会保険料が計算され、その納付実績が将来の年金額に反映されます。
年金額が気になる場合は、日本年金機構の「ねんきんネット」などで加入記録や将来の年金見込額を確認すると、将来どのくらい年金を受け取れそうか、目安を把握できます。
公的年金制度について詳しく知りたい方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
公的年金制度とは? 仕組みや支給額などの基本を解説ボーナスの支給額の平均はいくら?
転職サービスdodaの「ボーナス平均支給額の実態調査」によると、2024年9月〜2025年8月の1年間に支給されたボーナスの年代別の平均額は、次の表のとおりです。
| 年代 | 平均総支給額 | 内訳 |
|---|---|---|
| 全体 | 120.7万円 | 冬:56.7万円 夏:57.7万円 その他:6.3万円 |
| 20代 | 86.8万円 | 冬:38.9万円 夏:42.0万円 その他:5.9万円 |
| 30代 | 107.1万円 | 冬:50.3万円 夏:50.3万円 その他:6.4万円 |
| 40代 | 124.9万円 | 冬:58.6万円 夏:60.0万円 その他:6.2万円 |
| 50代 | 143.2万円 | 冬:68.0万円 夏:68.7万円 その他:6.5万円 |
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- その他には決算賞与などが含まれます。
この結果から、年齢が上がるにつれてボーナスの支給額が増加する傾向にあることが分かります。
専門家からのアドバイス
この平均額はあくまで実態調査に基づく傾向を表すものです。業種や企業規模、役職によって大きく異なります。
特に、成果により支給額が変動する業界や企業では、業績や人事評価がボーナス額に影響します。
ご自身のボーナスの水準を把握したい場合は、年代別の平均額だけでなく、業界別のデータも合わせて確認すると、より実態に近い目安が分かります。
ボーナスの上手な使い道
ここからは、ボーナスの主な使い道や上手な活用方法についてみていきましょう。
約3割の方がボーナスを預貯金に充てている
株式会社ロイヤリティ マーケティングの「Ponta消費意識調査」によると、冬のボーナスの使い道ランキング上位は次のとおりです。
1位:貯金・預金:33.8%
2位:旅行(宿泊を伴うもの):6.1%
3位:食品(ふだん食べるもの):5.9%
4位:財形貯蓄:4.3%
5位:外食(食堂・レストラン、和・洋・中ほか専門店):4.1%
最も多かったのは「貯金・預金」で、全体の3割以上を占めています。
また、貯金・預金の目的としては「老後の生活への備え」65.6%、次に「住宅購入や子どもの教育資金などの、将来の消費への備え」39.6%と続き、将来のための備えにボーナスを充てたいと考える方が多いことが分かります。
資金準備と、万一のリスクへの備えなら生命保険もおすすめ
将来への備えには、預貯金以外に「生命保険」を活用する方法もあります。
預貯金の場合、目標金額が貯まる前に病気やケガ、万一のことが起きると、十分な金額が貯まっていない段階で生活費や治療費などで取り崩すことになり、必要な資金が不足する可能性があります。
一方、生命保険の場合は、加入後から保障を確保できるため、病気やケガ、万一のことがあった場合には保険金を受け取り、必要な資金に充てることができます。
将来のための資金準備なら養老保険がおすすめ
養老保険は、万一の際の備えと資金準備を兼ね備えた生命保険です。
保険期間中に万一のことがあった場合は死亡保険金受取人が死亡保険金を、生存して満期を迎えた場合は、満期保険金受取人が満期保険金を受け取ることができます。
申込時に保険期間を選ぶことができるため、ご自身のライフプランに合わせて活用できることも特徴です。
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養老保険教育資金なら学資保険がおすすめ
学資保険は、子どもの教育資金を計画的に準備するための生命保険です。
受験や進学など、お金がかかるタイミングに合わせて学資金を受け取ることができるため、将来を見据えた学資金の準備に適しています。
また、学資保険は、契約者に万一のことがあった場合、それ以降の保険料の払い込みが免除される商品・保険会社もあります。このような仕組みも、安心感につながります。
かんぽ生命の学資保険について詳しくはこちら
学資保険まとめて払い込むことで保険料がお得になる場合もある
生命保険の保険料は毎月払い込む方法のほかに、今後支払う予定の保険料の全部または一部をまとめて払い込む「前納払込み」も選択できます。
多くの生命保険会社では、前納払込みを行うことで保険料の割引を受けられます。
ボーナスの時期に合わせて、保険料をまとめて払い込むことを検討するのもよいでしょう。
なお、保険料の払込方法は契約時だけでなく、後から変更できる場合もあります。現在加入中の生命保険がある方も確認してみてください。
生命保険料控除が使えるメリットも
生命保険は、保険料の支払いに応じて生命保険料控除が受けられる点も大きなメリットです。
生命保険料控除とは、年末調整や確定申告で申請することで、契約者がその年(1/1~12/31)に払い込んだ保険料に応じて一定金額まで所得から控除される制度です。
対象となるのは生命保険料、介護医療保険料、個人年金保険料で、それぞれ所得税では最大4万円、住民税では最大2.8万円の控除を受けられます。
この制度を活用すると、万一に備えながら、所得税や住民税の負担を抑えることができます。
なお、2026年分の所得税においては、23歳未満の扶養親族がいる場合に限り、生命保険料控除(新制度)の一般生命保険料控除が、最大4万円から6万円に引上げとなります。詳しくは以下の記事からご確認ください。
生命保険料控除の基本| 控除の区分や税金の軽減効果についても解説- 生命保険料控除の適用には所定の要件があります。
専門家からのアドバイス
ボーナスの使い道を考える際は、「短期・中期・長期」の3つの視点に分けて配分するとよいでしょう。
[短期]
急な出費や収入源に備える生活防衛資金を、毎月の生活費の3〜6カ月分を目安に確保しましょう。
[中期]
数年以内に使う予定のある旅行費用や住宅購入の頭金、車の購入費用などが該当します。
[長期]
教育資金や老後資金など、将来に向けた資金準備が該当します。
このように目的や期間に応じて資金を振り分けると、家計管理がしやすくなります。
生命保険料控除の活用も視野に入れつつ、保険期間や保障内容を踏まえて総合的に判断し、どの生命保険に加入するか検討しましょう。
どのような生命保険が適しているか判断できない場合は、専門家への相談をおすすめします。
相談先や何を相談すればよいか分からない方は、こちらの記事もご覧ください。
生命保険の相談はどこでする? 相談前に知っておきたい「事前準備」についても解説よくあるご質問と回答
ボーナスは基本給の何カ月分が平均ですか?
転職サービスdodaの「ボーナス平均支給額の実態調査」によると、2024年9月〜2025年8月の1年間に支給されたボーナスでは、年間支給額は月収の平均2.7カ月分となっています。
ただし、ボーナスの支給額や支給方法は各企業によって異なります。
例えば、業績連動型賞与の場合は、基本給ではなく、企業の業績や部署・個人の成績をもとに支給額を決定するケースもあります。
近年では、企業の方針や業績、雇用形態の多様化により、ボーナスが支給されない、または金額が大きく変動するケースも増えています。
まとめ
毎年、夏や冬に受け取るボーナスは、将来への備えとして計画的に使うことをおすすめします。
預貯金として貯蓄する方法もありますが、「万一のリスクに備えながら、資金準備をしたい」という方には、生命保険への加入も選択肢の1つになります。
まとまった金額を受け取れる機会だからこそ、何となく使ってしまうのではなく、老後への備えや教育資金など、将来に向けた備えとしても活用していきましょう。
- 本記事に記載されている生命保険の種類や保険商品に関する説明は、一般的な情報提供を目的としており、かんぽ生命の商品について説明しているものではありません。
かんぽ生命の具体的な商品内容については、当社の商品パンフレットやホームページをご確認いただくか、かんぽ生命の社員やお近くの郵便局窓口にお尋ねください。
この記事の監修

マネーライター、2級ファイナンシャル・プランニング技能士資格保有歴あり内藤みさき(ないとう みさき)
生命保険会社の業務委託先および大手外資系コンサルティングファームにて、約11年間にわたり生命保険の新契約受付業務や審査領域における加入限度管理など、保険実務に幅広く従事。実務とマネジメント双方の経験を活かし、現在は保険分野を中心とした金融コンテンツの監修者として対応。
資金準備と、万一のリスクへの備えに
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