当社の前身である簡易生命保険事業は、「簡易な手続きで、国民の基礎的生活手段を保障する」という社会的使命をもって誕生しました。民営化した現在でも、保険を通して人々の生活を支えるという使命は変わりません。
当社の「いつでもそばにいる。どこにいても支える。すべての人生を、守り続けたい。」という経営理念のもとで、社会的使命(パーパス)を果たし、人生100年時代における社会的ニーズに応えることで、社会的課題を解決し、SDGsの実現を目指していくことを、「サステナビリティ方針」として定めています。
これからも、さまざまな事業活動を通じて、サステナビリティ(持続可能性)をめぐる諸課題に取り組んでいきます。
サステナビリティ推進体制を強化するために、2021年4月に経営会議の諮問委員会としてサステナビリティ委員会を設置するとともに、サステナビリティ推進室を設置しました。
サステナビリティ委員会では、SDGs実現に向けた具体的な戦略の協議や、サステナビリティ活動の実施状況の報告等により、サステナビリティをめぐる社会課題の解決に資する戦略・計画などを推進します。
サステナビリティ委員会での検討・協議の状況は、適時経営会議に報告するとともに、重要なものについては、経営会議で協議・決定の上、取締役会へ報告しています。
サステナビリティ活動の実効的かつ円滑な推進のため、相互に関連の深い施策を部門横断的にまとめたサステナビリティ実施計画を策定しています。サステナビリティ実施計画は、計画ごとに担当責任役員を定めるとともに、進捗状況はサステナビリティ委員会へ定期的に報告しています。
① 保険の力でお客さまをお守りする取り組み |
② ESG促進や人権尊重、社会貢献に向けた取り組み |
③ 脱炭素など環境保護に向けた取り組み |
④ お客さまのWell-being向上や健康経営に向けた取り組み |
⑤ 人的資本の強化に向けた取り組み |
⑥ コンプライアンスの改善・強化に向けた取り組み |
あらゆる事業活動を通じて社会課題の解決を実現するため、各拠点でサステナビリティを推進するための取り組みを行っています。
当社では、全社一体となったサステナビリティ活動を推進するため、拠点ごとに「サステナビリティキーパーソン」を設置しています。サステナビリティキーパーソンは、社員の行動変革を促すリーダー的役割を担っており、拠点内において、サステナビリティに関する理解浸透・意識醸成のための研修を開催するとともに、各種活動の具体化や推進等を行っています。
サステナビリティやSDGsについての理解を深めるために、外部講師を招いたサステナビリティキーパーソン向けのオンライン勉強会や、全社員向けのeラーニング研修を実施しています。また、社員一人ひとりがサステナビリティについて、自分ごと化し、自律的な行動につなげるため、サステナビリティをテーマに、少人数グループで意見交換する場を設けています。
インナーコミュニケーション活性化による企業風土改革を目的とした社内施策「かんぽ変革プロジェクト」の1部門にSDGs(サステナビリティ活動)部門を設けています。各拠点が独自に取り組んでいる好取組事例をそれぞれがPRし、全社で共有することで、新たな取り組みの増加につながっています。
当社は、生命保険事業を通じて、全国のお客さまに保険金をお支払いすることで、お客さまの人生をお守りしています。
全国の郵便局を通じて、養老保険・終身保険を中心とした簡易で分かりやすい商品(簡易・小口)・サービスをお客さまにご提供しています。
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