人材育成
当社では、お客さまにより良いサービスを提供し、企業価値を高めるために、社員一人ひとりが力を最大限に発揮できる環境を目指しています。お客さま本位の人材を育成することを「人材育成基本方針」とし、社員が企業の社会的責任を自覚し、やりがいを感じながら会社とともに成長できるよう積極的に支援していきます。
人材育成基本方針・体系
社員一人ひとりが成長意欲を持ち、日々、自らPDCAサイクルを回しながらお客さま本位を軸とする「4つの志向」(※1)を発揮して行動できる人材に成長するために、「人材育成基本方針」を掲げ、OJT(※2)、自己啓発支援、Off-JT(※3)が連動する体系を構築しています。
- 「4つの志向」とは、当社が目指すべき人物像として掲げている「当事者志向」「チャレンジ志向」「スピード志向」「お客さま志向」のことをいいます。
- OJT(On the Job Training)とは、日常業務の遂行過程などにおいて、上司等が部下等に対して業務を行ううえで必要な知識およびスキルを付与し、これらを身に付けさせる個人別の教育のことをいいます。
- Off-JT(Off the Job Training)とは、日常業務から一時的に離れて、社内の人材育成部門や社外の研修機関が実施する研修などに参加し、業務を行ううえで必要な知識およびスキルを修得することをいいます。
人材育成基本方針
- 企業の社会的責任を自覚し、お客さま本位の人材を育成します
- 専門能力を有し、豊かな人格を備えた人材を育成します
- 新しい課題へのチャレンジ精神を有し、実行力のある人材を育成します
人材育成体系
能力開発研修
新入社員研修をはじめとする社員の役職などに応じた階層別研修や能力を自ら開発するための応募型研修を用意するとともに、資格取得奨励制度などの自己啓発支援施策を提供しています。
これらの施策にあわせて各職場内での実践的な教育が連動することで、「社員一人ひとりが成長でき、明るく生き生きと活躍」するための効果的な育成を進めています。
次世代リーダー育成プログラム
長期的な計画のなかで戦略的に社員を育成し、会社の成長を支えていく経営リーダーを継続して輩出していくことを目的として、次世代リーダー育成プログラムを策定することで、将来を見据えて、各階層に応じた社員育成を実施しています。
DX研修
DXによる新たなビジネスの創出やサービス・業務の改善等を進める人材を育成するため、DX研修を実施しています。
指標および目標 | 実績 |
---|---|
DX研修(入門編)受講率 100%(2025年度) | 95.6%(2022年度) |
※ 対象は、本社(サービスセンター等本社付属組織を除く)社員です。
マネジメント力の強化
当社が再生と持続的成長を成し遂げていくには、すべての社員が自身に与えられた役割を最大限に果たしていくことが必要です。なかでも各組織の中核となる管理職には、自組織の利益のみにとらわれず経営目線で業務を遂行し、また自身の職責を果たすのは勿論のこと、部下社員が能力を遺憾なく発揮できる環境を構築することが求められます。そのため管理職に求める人材像をより明確に示し、業績だけでなく日頃の職務行動も適切に評価することで、管理職の行動の変革を図っていきます。
<主な取り組み>
- 管理職マネジメント研修の実施
- 管理職の人事評価制度の見直し
- 管理職登用における求める人材像等の明確化
資格取得奨励制度
会社が定める資格を取得した社員に対して、資格に応じた奨励金を支給する制度です。
通信教育講座
講座修了等の一定の条件を満たした社員に対して、受講料の半額(上限なし)を助成する制度です。約200種類の通信教育講座を用意しています。
海外研修の実施
米国または英国の大学院において実施されるMBAプログラムに参加して経営知識および国際感覚を修得することにより、会社の今後の経営に貢献できる人材を育成することを目的とする海外研修を実施しています。また、主に米国の運用会社へ運用専門人材の育成を目的とする中短期のトレーニー派遣を実施しています。
人事評価制度
人事評価制度は、「経営目標の達成」、「人材の育成」、「処遇への反映」といった機能を有するものとして、企業経営上、重要な役割を担う制度と位置付けています。特に、社員一人ひとりが、自分の「強み」「弱み」に気づき、その改善に取り組むことができるような、「人を育てるための人事評価」の実現に向けて取り組んでいます。
具体的には、経営方針などと連動する形での人事評価項目の設定や、所属部署全体で人材育成会議(※1)を実施することで、人事評価における目標設定や評価結果(※2)、育成方針などの妥当性・客観性を確保することにより、組織として社員の成長・育成に向き合っています。
また、人事評価制度が正しく機能するためには、日頃から社員一人ひとりに寄り添った対話・コミュニケーションをとることが非常に重要と考えています。中間対話や評価結果のフィードバックだけでなく、社員の育成を見据えて、日頃から対話・コミュニケーションをとるよう管理者に啓発しています。
- 組織全体で社員を育成することを目的として、人事評価における各社員の目標設定や評価結果の妥当性、また社員の育成方針を組織で議論する会議。
- 当社の人事評価では、年度当初に評価者と目標を設定し、定期的に対話を行うとともに、年度終了後に目標に対する自己評価、評価者による評価を実施の上、評価結果を社員へフィードバックする仕組みとしています。
サステナビリティ